クロサキさんのひつまぶし日記

Twitterでは書き切れない事をジャンル問わず書いていくスタイルです。

来年からHALOが付くのか…と。

今シーズンはハミルトンがメキシコでV4を飾り幕を閉じた2017シーズンのF1。そして来シーズンからは頭部保護のデバイスである「HALO(ハロー、またはヘイローやハロ)」が導入されます。

 

F1の長い歴史を辿ると、皮肉にも「死亡事故によって改善されていった」というものがあります。

 

1950年代には「シートベルトがあるとかえって危険だ。いざとなった時に脱出できない」と言われシートベルトを付けずに走った結果、事故を起こして亡くなるというケースがありました。そしてそういった事故を受け、全ドライバーのシートベルト着用は義務づけられました。

 

フルフェイスのヘルメットが採用されたのは1970年代の時で、それ以前はフルフェイスではないヘルメットにゴーグルを付けるだけでした。しかしこれでも鳥に直撃され命を落としたりする事態になりました。

 

1994年、ローランド・ラッツェンバーガーアイルトン・セナが事故死したサンマリノGPや、カール・ウェンドリンガーが重傷を負ったモナコGP以降F1への安全性が問われ、2年後には全チームにコックピットプロテクターを装着する事が絶対になりました。ラッツェンバーガーやセナが亡くなってから20年後の2014年、「安全だ」と言われたF1に、また悲しい出来事が起きました。

 

そう、ジュール・ビアンキの事故死です。

 

2014年の日本GPにて事故を起こし、頭部に大ダメージを受けてしまったのです。日本の病院での治療や、ビアンキの故郷であるフランスの病院で手術が行われていましたが、しかし帰らぬ人となったのです。

 

F1を含むすべてのモータースポーツにおいて、「絶対に死なない」という保証はありません。そんな中、2018シーズンのHALOですから、まだ、F1が完全に安全になることは程遠いのだと痛感させられます。

 

シートベルト、フルフェイスのヘルメット、更にはコックピットプロテクターにHANSと、さまざまなアイテムを使い、安全に走れることこそが重要となります。HALOが搭載されることで、F1そのもののビジュアルが損なうというのもありますが、どのような形でドライバーの安全が確保できるかが、来シーズンのキーパーソンになりそうです。